気温が上がってくると気になるニオイ。最近、スメハラ(スメルハラスメント)という言葉を聞く機会が増えたように思います。今回は、スメハラの意味や原因、対策(スメルマネジメント)についてまとめてみたいと思います。
スメハラとは?スメルハラスメントの意味
スメルハラスメント(和製英語: smell harassment)は、ハラスメントの一種で、臭いにより周囲を不快にさせる嫌がらせのこと。スメハラと略される。口臭、体臭だけではなく香りの強い柔軟剤などを不快に感じる人も増え、サービス業の就業規則に盛り込まれることもある。職場を退職する理由ともなりかねない。
引用:Wikipedia
えぇっ?!嫌がらせ?スメハラは周囲に嫌がらせをするため故意に漂わせているのではないはずで、パワハラやセクハラと同様にハラスメント扱いしてしまうことや上記の説明には何か違和感を感じます。
ですが、そのニオイを不快に感じる周囲の人にとっては、やはりハラスメント。息をしたくないほど臭く感じることもあったり、ましてそれが長時間になるときついですね。
周囲の人も言いにくいでしょうし、デリケートで難しい問題です。
夏場、筆者は汗をかく業務の日が突発的に時々あり、そんな日はどこにも立ち寄らずマイカーでこそこそ帰宅していましたが、もし人に会ってしまうとスメハラの当事者!今回スメハラの意味を調べてみて良かったです。これからは何らかの策を講じようと思います。
先ず原因の究明から…
スメルハラスメントの原因
スメハラの主な原因は以下のように言われています。
- 口臭
- 体臭・ワキガ・加齢臭
- タバコ
- 香水・ヘアフレグランス
- 柔軟剤
環境が良くなり、臭いに敏感な人も多くなってきている一方、自分を取りまく香りには慣れで感じにくくなるため、香水など本来良い香りも過剰につけてしまい、他の人には不快な域に達することもあるようです。
以前、数人でアロマの香りを選ぼうと嗅ぎ比べをしていた時、みんな好みが違っていて面白いなと感じたことがありました。いずれも売り物の香りなのに、中には「うぇっ!」と明らかに苦手な反応をしている人も..w
それくらい香りの好みは千差万別です。なので、外出する時は、付ける香り・使用する柔軟剤は極力控えめ、自分では若干物足りないくらいがちょうど良さそうです。
対策(スメルマネジメント)
スメルハラスメントの対策をすること、自分から出るニオイをコントロールすることをスメルマネジメントというそうです。
タバコ、香水、柔軟剤などは、苦手な人もいると知り、配慮することで解決できそうですね?
タバコの臭いは独特で残り香も付きやすいので、喫煙後、口腔(歯磨き・ガムなど)と衣服の消臭(スプレーなど)にも気を配りたいですね。
一方、体臭や口臭に関しては、不潔でニオっているのなら清潔にするだけで改善できますが、そう簡単でもないことの方が多そうです。
口臭は、虫歯、歯周病、胃炎など疾患のケースもあり、治療が必要です。
体臭は、体質や年齢、疾患など原因が様々です。もし、臭いの原因が疾患であれば臭い対策のみならず治療が望ましいと思います。足の臭いは水虫も疑ってみましょう。
疲労臭やストレス臭と言われるものもありますので、休養や気分転換も大切ですね。
まとめ
時として、退職にまで発展することもあるスメハラ問題。もはやスメルマネジメントは必須な時代のようです。
故意に臭いを漂わせているわけではなく、ましてや嫌がらせなどではないはずですが、匂う、すなわち、不潔・だらしない・配慮が足りないと思われる可能性もあります。
ただ、ニオイ対策があまりに過度になってくると、本来、自然の中ではいろんな香りにふれているはずなので、無臭が普通となれば、脳への刺激が少なく、結果あまり好ましくないことにならないかな?と心配です。
人の第一印象では、無意識に感じ取る五感の中で、匂いが好みかどうかも影響するというような内容をどこかで見たことがあります。
なので、適度な自分らしい匂いを目指すのがおすすめなのじゃないかな?と思います。
近づく汗の季節に向けて、筆者のスメルマネジメントについては以下の別記事でご紹介したいと思います。