カブトムシのさなぎ。羽化までの期間と注意点。

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GWに、最後のマット交換をしたカブトムシの幼虫たち(詳細は前記事をご覧ください)。その直後から、さなぎになっているようです。蛹室を作る時のプラスチックをひっかくような音もすっかり静まっています。

今年は幼虫の数が多いためか、飼育ケースの角で観察できる位置に蛹室を作った個体が2匹います。面白いことに、一匹オス、もう一匹はメスに見えます。こんな風に覗けるのは初めてなので、ワクワクしながら観察していますが、幼虫の頃から刻々と変化していく様子が、吃驚です。

〈以降、閲覧注意 幼虫画像が出てきます〉

最初の頃は、蛹室の中に、縦に幼虫がいる感じ。徐々に、幼虫の長さが短く縮み、幅が広くなり、シワっぽくハリが無くなります。そして、薄茶色に色付き、カブトムシ成虫っぽい形のサナギに変身。薄茶色が徐々に濃くなっていっています。シワっぽかった幼虫が、サナギではシワが伸びたようになります。

角度をつけていろんな方面から覗くと、分かるのですが、上手く撮影しきれません。(汗)

オス 上:蛹室を作った直後、下:サナギ

カブトムシオス蛹室

カブトムシさなぎオス

メス 上:蛹室を作った直後、下:サナギ

カブトムシ蛹室メス

カブトムシ蛹メス

国産カブトのさなぎの期間はおおむね1カ月くらいと言われています。羽化後、数日から1週間で、蛹室から出て、活動するようになります。

いつものマットが欠品で、例年に比べ遅い時期のマット交換となってしまったGWに、蛹室を壊してしまった個体が気がかりですが、その後、マットの上に上がってきていませんので、そのままとなっています。

追記:無事に羽化できた模様です。

カブトムシのさなぎ、羽化までの期間と注意点は?

この期間はひたすら、そっと見守ることが肝心です。

万一、間違って蛹室を壊してしまった時と、マットの上でサナギになってしまった時は、そのままでは羽化できないので、人工蛹室に入れてあげましょう。(ミギーは、もしかして前蛹?の個体を、マットに戻してしまいましたが)

人工蛹室は、販売されているものと、小さいビンや飼育ケースに、国産カブトの場合、縦穴式に幼虫がすっぽり入って少しゆとりがあるくらいの大きさの容器での代用などがあります(国産カブトの場合は、トイレットペーパーの芯くらい)。サナギ・前蛹は、頭が上になるように、配置します。とてもデリケートなので、できるだけ、そっと扱ってあげましょう。

ちなみに、ヘラクレスオオカブトなどでは、蛹室は横穴型です。

マットが乾燥しすぎている場合、蛹室を固めることが出来ず、マットの上でさなぎになってしまうことがあるそうです。

さなぎの殻を破り、羽化してすぐは、まだ体が固まっていなくて、しばらくその場で過ごします。人工蛹室でも、活発に動くまでは、すぐ取り出したり、触ったりしないよう注意したいですね。

さて、我が家では、画像とは別の飼育ケースから、羽化したオス1号が、6月12日に、マットから出て来ていました。ひっくり返って、もがもがしているところを回収。

別の飼育ケースに入れ、昆虫ゼリーを2個セット。ここからは、成虫飼育のスタートです。エサ切れにならないよう、補充で、幼虫やさなぎの頃よりお世話が大変になります。

カブトムシオス1号

カブトムシのサナギが成虫になり、マットの上に出てきても、気付かずにいたとしたら、飢えてしまうので、ミギーは、羽化が近づいたかな?と思ったら、サナギがいるマットの上に、昆虫ゼリーを置くようにしています。

昆虫ゼリーが減らない状態が続き、カビがはえてしまったら、新しいものと交換します。ゼリーが減っていたり、マットで汚れていたりしたら、成虫が活動し始めた証拠です。

他の個体の羽化の邪魔をしないよう、活動し始めた成虫は別の飼育ケースに回収します。

オスは、マットの上に何も置いていないと、ひっくり返って、もがいていることが多く、早く見つけてあげないと、体力を消耗して、残念なことになってしまう懸念が有ります。

メスは、再びマットに潜ってしまうことが多く、マット上にじっとしていないみたいなので、ゼリーを食べる時間稼ぎで、見つけやすくしておいて、活動時間の夜間にチェックします。

出てきたばかりの成虫は、ムギュッとつかんだりしないようにしています。

オス1号を回収した翌日の深夜、マットをチェックしたら、同じ飼育ケースのゼリーの位置が変わっているような気がしました。食べた形跡はありません。たぶん、メスが出てきたけど、再びマットに潜ってしまったように思います。

多数飼育していると、1匹羽化した後は、立て続けに、出てくることが多いように感じます。朝方~昼は、ほとんどマットに潜ってしまいますので、夜間に見回るようにしています。

カブトムシのサナギの期間は、出来るだけ安静にして見守ることと、羽化タイミングを見過ごさないことが、肝心かな?と思います。

また、蛹室に水が溜まると悪影響になるので、この期間は、めったに加水しません。

幼虫からサナギの期間を経て、無事に羽化したカブトムシの成虫の飼育を万全にするためには、このサナギの期間中に、成虫を入れる飼育ケースや昆虫ゼリー新しいマットの準備もしておきたいですね。

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