貴乃花親方、テレビ朝日独占緊急特報で激白の真相は?内容を詳細に。

「独占緊急特報!!貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る」

今まで口を閉ざし語らなかった貴乃花親方が、テレビ朝日系の特番に出演しました。

2017年の貴ノ岩の事件のこと、理事選に敗れこれからどうなる?など、気になります。

貴乃花親方サイドでは、どのような事があって、今に至っているのか?番組での激白の内容をまとめてみたいと思います。

独占緊急特報!!貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る

(1)覚悟の理事選“敗れて悔いなし”全胸中を激白

(2)貴ノ岩関傷害事件とケガ全真相

(3)協会と深い溝…無言の裏で提出文書数十通 猛抗議

(4)“独りに立ち返る”相撲道貫く信念

2018年2月7日(水)  19時00分~20時54分 テレビ朝日系

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貴乃花親方は105日の沈黙を破り、何を語る?

昨年以来相撲界に起こった様々な問題、これまで多くの情報が報道されてきました。そのすべての真相はどこにあるのでしょうか?

(インタビュアー 映画監督 山本晋也氏)

先ずは、長い沈黙を破った貴乃花親方の激白を、出来る限り番組そのまま書き起こしてみたいと思います。

覚悟の理事選“敗れて悔いなし”全胸中を激白

山:なぜ理事選に挑戦したのか、2票で敗退という結果をどう受け止めているのか?

貴:今の気持ちはすっきりしている。やるだけやった。

山:阿武松親方と一門からあえて二人出馬した意味は?

貴:双方出るという意思が強かった。一人でも出る・・・覚悟と決心。意思表示は突き通さないといけないと。

2月1日、選挙直前 協会批判を含んだブログを公開、その内容は…

相撲協会の現状を見ていると、社会的な責任を果たすよりも、協会内の事情や理屈が優先され、公益性から逸脱しているのではないかという、大きな疑念を抱いております。公益法人としての社会的使命を全うしながら透明性を持った健全な組織運営をしていくことが、私が思う理事の使命です。

貴乃花親方ブログはこちらから)

山:ブログは、他の親方に向けての呼びかけ?

貴:このブログは、一般国民の皆さん・後援者の方に向けて、結果がどうであれ、心配をかけないようにという思いで書いた。将来的に最低限、目指していくのは、こういうことじゃないかと思ったので。

理事選は最下位で敗北。翌日のスポーツ紙には完敗、貴親方にはついていけないなど辛辣な意見が並びました。

山:親方の方へ向く方がいなかったのは?

貴:どの環境に(身を)おいて親方をしているかと思いますので、それが今回こういった結果に明らかに出たということで、ただ協会に属している相撲部屋でやっていくのか、(それとも)相撲部屋として骨格のあるべき姿を目指してやっていくのかというところの今回判断が出たところだと思います。

2票だった → 手を取り合う方が限定されたというやりやすさがあります。

角界の危機にあるという思いで出来る。

相撲の勝負、選挙の勝負は違ったもので、選挙という戦いにやりずらさを感じていた。

なぜ勝算のない戦いに挑んだのか?

貴:とにかく選挙になったということが..もし私が出ていなかったら10人でおさまっていて、一票でも行くということを体現するだけ。選挙にしたかったというよりも、一門の代表の名もありますし、引けばいいというものではないので、ここまできているのは何故かと言うと、その事件性のことからきていますので、これを律していかなければいけないという、一人でもいるんだということは見せなきゃいけないなと思っていましたので。

山:敗れて悔い無しと?

貴:そうですね。悔いはないです。はい。

元横綱・日馬富士の暴行事件での協会への報告義務違反などで先月理事解任された貴乃花親方。

今回、理事落選で平の委員に。わずか1カ月あまりで3階級の降格だけれど?

貴:平も役員も親方は親方ですから、もうどっちでも。何の関係もないという感じですね。

落選した今も貴乃花親方の気がかりはこれからの大相撲のこと。

貴:これから相撲界が目指すものは、ますます大変になってきた。大変な時代になってきたのは間違いないですね。私が2票だったとか、うんぬんではなくて、そのたぐいの話ではなく、これから、相撲協会が体力をもっていく、大変な時代に来たというのは、一日二日と刻々となっていくだろう気持ちがしてます。

インタビューにのぞんだ山本監督の貴乃花親方の印象「非常に清々しいという感じを受けた。選挙に持ち込んだということは一番素晴らしかったのではないかと思います。」

番組サイドは、あの暴行事件が起きた去年2017年から、一体何が起きているか取材を続けていた。理事選の前にも貴乃花親方に直接聞くことができた。

貴乃花親方は、世間に対しても協会に対しても無言を貫いていたと見られていましたが、実は、協会に対しては、多くの意見書や報告書反論陳述書などを提出していました。全ての資料を検証。

貴ノ岩関事件とケガ全真相

事件について沈黙を貫いてきた貴乃花親方。記憶をたどるようゆっくりと話し始めました。

山:一番最初に(貴ノ岩の)けがを見た時どう思いましたか?

貴:深い傷であるという、稽古場で負ったきずではないことは明らか。

山:貴ノ岩関には、聞いたのですか?何があったのかと。

貴:「酔って転んでケガをしたので10針縫いました」と。これまでもそんなことはないですし、これは転んで出来るキズじゃないんじゃないかと。亀裂が入る頭部の傷というのは、力士だとしてもそう出来るものではない。

山:貴ノ岩関は(事件のことを)言わなかったのですか?

貴:言えなかった何かがあるんだろうな、ここは師匠としての出番が来てしまったなと。言えないのであれば警察に行くと。

2017年10月26日未明 飲食店で事件が発生
2017年10月29日 貴乃花親方・貴ノ岩 鳥取県警へ

事件の深刻さを認識した貴乃花親方は、事件の3日後警察に。

貴:貴ノ岩が聴取をうけている時も別室で待っている時も、どこかで何かの事件に繋がることではないようにと願いながらでもあったのですが、警察の方が「親方、これは事が事のようです」ということで被害届をという流れに…。

そうして、警察で被害届を提出。

この一連の行動をめぐり、その後、相撲協会から批判の声が上がりました。なぜ協会に報告せず警察に行ったのか?と。

貴乃花親方が語ったその真意とは。

“協会ではなく警察に” 激白 貴乃花親方の真意

貴:協会に報告出来るものであれば、少しでも(事態を)把握していきたいのだけれども、どういう状況のキズなのか?(本当に)転んでできたものなのか、何か外圧があったものなのか、誰かいたのか、どこの場所なのか、全く把握できない状態で進んだものですから、これはもう早期に警察の方に相談するべきだと。協会に報告しても、協会は警察的に機能する国家的な組織ではございませんので、今となってはやはり、協会ではなく警察という公的機関で捜査権がある警察にお願いしてよかったかなと、思っているのですけど。

山:判断は後に考えても正しかったと思われますか?

貴:はい、私は正しかったと思います。貴ノ岩が全て話せるのは警察しかないと考え、連れてきた。

ではなぜ被害届を出した後も協会に自ら報告しなかったのでしょうか?

貴:警察の方のご判断で「これは、親方どうしますか?協会への連絡はどうしますか?」と。「私、ここに来たからには(警察に)お任せいたします」と。「協会には警察の方から連絡を入れて頂けますか。」とお願いして帰ってきた次第です。

警察から、「すぐ証拠をおさえたい」と言われた貴乃花親方は、深刻な事態と受け止め、協会への報告は全て警察に任せたといいます。

協会に提出した意見書に記している内容

警察であれば、被害者の保護、証拠隠滅の防止などを配慮した適切な方法による協会への報告が可能となる

一方でこうした経緯を世間に語らず沈黙を貫きました。

沈黙その理由

貴:その時、私が語れば語るほど、ややこしくなってしまいますので。それとやはり、協会に対してのそれこそ礼儀がないと言われてもしかりだと思いますのでね。警察の方にお願いした以上、警察の捜査が終わるまで、最後の最後に終わるまで語ってはならないと思いますし、国家・警察に対しての冒涜になってしまいますのでね。私と貴ノ岩は沈黙をする。業界に先ずはいることの礼節を守ると。これで行こうなと、九州場所中も囲まれながらに、2人で話しておりましたので。

しかし、貴乃花親方の思いとはうらはらに、事件に関する報道が過熱。

貴:途中で出たあまりにもこの事実とはかけ離れた情報が多すぎる、1万歩譲っても私個人として許容できたとしても、これ被害者である傷を負った本人 今後土俵に上がれるか上がれないかも考えなければならない、でもその中で、本人が治療に専念している中、あまりにもかわいそうなことでありましてですね、とにかく気持ちを補佐すること、これが今 親ができること、やるべきことかなと思っています。

協会と深い溝…無言の裏で提出文書 数十通 猛抗議

実は、協会に対しては、意見書(貴ノ岩関が12月17日事件の全てを語った陳述書など含む)を多く提出していた。今回、それらの文書が紹介されていました。

事件を巡って協会の主張と貴乃花親方の言い分は何が食い違っているのでしょうか?協会との対立はなぜ生まれ、溝はどう広がっていったのでしょうか?

貴:被害者である貴ノ岩自身は何ら弁明する機会を与えられていないわけですから。この公平性というのが欠けているところに、協会に対して私は強い疑問を抱いています。

その貴ノ岩が、あの夜何があったのかを語ったのが、これまで一切公表されていないという2つの陳述書。アディヤ バーサンドルジと貴ノ岩の本名の署名が入っています。

今回、日馬富士関に何度も殴られ、ひどいけがも負わされました。しかも、私は日馬富士関や白鵬関に対して失礼な態度をとったわけでもありませんでした。

それでも、日馬富士関に携帯電話の画面を確認していたことをとがめられて殴られたので、すぐに謝罪し、その後も日馬富士関に殴られながら、何度も謝罪を続けていました。

こう語る貴ノ岩の陳述書と相撲協会の最終の報告には、主張の大きな食い違いがあります。

貴:なぜ?そこはちょっと私も理解できないところなんですけれど…。

2つの主張はなぜ食い違い、陳述書はなぜ公開されなかったのでしょうか?

貴:あれだけのキズを負うだけ負わされるだけの暴行があったと分かるわけなんですけれど、そこで途中で出たあまりにも事実とかけ離れている情報が多すぎると。

貴ノ岩の陳述書と相撲協会の最終報告書との食い違う点
  • 事件の発端は?

    相撲協会:白鵬の友人と貴ノ岩が錦糸町のカラオケバー激しい口論となったことが発端。貴ノ岩が1月場所で白鵬横綱に勝った「これからは俺たちの時代だ」と発言した。

    貴ノ岩:少しの口論になったが激しい口論ではない「これからは俺たちの時代だ」という発言はしていない

山:錦糸町のバーで貴ノ岩の話が出ていますけど…

貴:それはあくまで、その時の貴ノ岩が負傷した時のこととは、全く関係のないことのようです。貴ノ岩本人もそんなことはなかったと、どうしてそういう話題が出るのか、私として個人的に判断した時に(鳥取での)事件と思われることと、以前のこととは何ら因果関係がないので、話題が先行してしまうというのが、なぜなのかなと疑問に思います。

  • 事件当日
    横綱白鵬・日馬富士・鶴竜、高校の恩師、相撲部のコーチなどもいた。
    止めたのは白鵬、そのタイミングの食い違い。

    白鵬は暴力をいつ止めた?

    相撲協会:カラオケのリモコンで数回殴ったタイミングで止めた。

    貴ノ岩:リモコンで殴るのをしばらく見て、その後日馬富士がアイスピックを取り出したのを見て外に連れ出した。相撲協会はアイスピックを取り出したという事実はないとしています。

山:物を持たないようにとか…

貴:そこはですね、警察の方が知るのみなんですよ。

山:警察は調べているはずですからね。

貴:ましてその調査委員会の途中で、わが業界が立ち上げた調査委員で発表されたことというのは、警察の捜査が終わっていないことですから、真実は警察の方、または捜査員の方々の報告書ができてからしか分からないはずなんですね。貴ノ岩と私は、回答書なり協会から聞かれたこと、それと報告書 これまでの今日までのこれが事実ですという報告をしています。それが一切、他のことが流れて報道されておりますので、そこも違和感ではすまないような気持ちになりますね。

貴乃花親方の主張

貴ノ岩が事実とは異なる非礼な態度を取り、暴力の原因が貴ノ岩にあるような印象を植え付けようとしている。

貴ノ岩 陳述書

私が白鵬関から説教を受けていた際に携帯電話を操作したであるとか、日馬富士関にすぐに謝らなかったばかりか、日馬富士関をにらんだであるとか、まるで私が悪者であるかのような扱いを受け、病院も休場を勧めているにも関わらず、九州場所に出ることができたように言われていることは極めて遺憾です。

山:なんで、協会の報告書には貴ノ岩の主張があまり盛り込まれていないように感じるのですが?

貴:あくまでも貴ノ岩と私は正直にその時の状況を報告してきたまででありまして。なぜ?そこはちょっと私も理解できないところなんですけれど。
ただ単純に傷を負ってしまった、何が行われたか、その所在が明らかになったら、暴力をした人間、された人間の区別をはっきりつけるべき、そして処分があるべき、と、傷を負った者には手当があるべき、が通例ではないかな、と…

貴ノ岩は、はたして重症だったのか?

貴ノ岩:九州場所休場の理由として提出された診断書には、頭蓋底骨折、髄液漏れの疑いと書かれていて「重症」

相撲協会:診断を行った医師からの聞き取りを行い、頭蓋底骨折と髄液漏れは、どちらも疑いで、相撲に支障はなく、重症の報道に驚いていると発表。

貴:私は、九州場所を休場させないといけないと思い、診断書を提出した次第ですが、それが軽かったという報道がでているということは、ん?という…

今まで公開されていなかった診断書、頭部のCT画像500枚を番組が入手

貴:傷が軽かったとか、どこが発信しているのか、疑いをかけてしまう。話題が先行し、現実と違う、捜査で出てきたものとも違う。

実際の貴ノ岩のケガはどうだった?骨折していた?

右側頭骨骨折断定の診断書(11月11日作成されたもの)も存在。疑いの文字はない

貴:耳鳴り、やっぱり耳が腫れている、頭痛があって気持ち悪いということがあるので、この子の一生関わってくるなと、頭部なものですから。

番組では入手した500枚以上のCT画像を別の専門医にも見てもらった。

右耳付近のCT画像 灰色の部分は専門医によると何らかの刺激によって生じた血液の痕跡か粘膜の腫れ。

他の原因によって生じることがあるので暴行が原因と判断できないが骨折に伴って生じた痕跡である可能性も否定できない。との見解

貴:とにかく軽くはないだろう。頭部ですから、本人をとにかく休ませるだけ休ませてっていうことで、横になっているのが精一杯という状態。

貴ノ岩が、本当のことを、貴乃花親方に言えなかった理由は?

それは、事件当日、現場にいた高校の頃の恩師に迷惑をかけたくないという気持ち。

その気持ちを貴乃花親方は察し…。

貴:言えないんですよ。1人の人間として、海をわたってきて、日本で相撲に打ち込むことよりも、1つ苦労をしていると思うんですよね。そこで。両親はなくなられておりますので、高校に来た時に、そんなところからも、母校の皆さんにお世話になっているわけですよね。

だから、それは当然言えなくて当然ですね。私も逆の立場だったら、言えなかったと思います。師匠にいくら問いただされても。それを、私に・親に言えなかったというのも、本人あまりに可哀想すぎませんか?

鳥取の県内に近く、車で数十分で、恩師のところへ行ける距離に巡業で行ったら、少しでも菓子折り1つでも持って、元気にしている姿を見せてこいという教えをしていたので、母校にはあいさつへ行きなさいと。 その夜の出来事である 私の師匠としての常日頃の指導がその方向に行ってしまった。

貴ノ岩は、私の指導が有りますので、普段から他の力士と、食事をするとか、頻繁に行くこともほぼほぼないでしょうから。

貴乃花親方は、土俵の上で堂々と闘うため、他の部屋の力士と食事に行くことなどは控えるようにと指導

貴:(食事会に)そこにいなければならなかったという状況に落とし込まれていた。本人があまりにも可哀想過ぎると。ですから貴ノ岩本人には何の責任もないんですね。

貴乃花親方は、力士への指導はその師匠がするもの、力士同士が指導するものではないと主張。

貴:私が考えるには、関取であっても、各師匠がいますので、例えば出稽古や連合稽古で一緒になった親しい親方の部屋の弟子であっても、隣にアドバイスしたい師匠がいたならば、こういう指導をしてもいいでしょうか?と、師匠に一本筋を立てるっていうのが、我々 親方業界のあり方だと思っておりますので、それで育ってきておりますので。

現役の力士が、地位が違うけれども態度が悪かったといって、殴るとかですね、論外的なことが起こってしまったという、ここも、モンゴルの本国の報道でも、全く本人が悪者になってしまっているという誤解を受けているようなんですね。

これはもう声を大にして、モンゴルの国民の皆さんにも貴ノ岩は被害者なんですと、貴ノ岩が基本的に礼を欠いたというのであれば、私の師匠としての責任です。

師匠が叱ることは、師弟の関係だから当然です。だけれども、師匠を差し置いて、現役の地位があれど、力士間同士で殴ってしまった、叱ったとか、モンゴル人同士だから叱ったとか、モンゴル人同士じゃないからとか、そういう類ではないですね。

今後 けがの治療

貴:本当に元気になった姿を見せることが、部屋の支援者・後援者・広くは大相撲ファンの皆様のために、そうするべきであると思って、そこは(貴ノ岩を)かくまいます。(親と)子どもの立場で 何か弟子が傷を負った、心に傷を負った、そういうときこそ、心を支えてやるのが育てているものの役割かなと思うのです。

力士復帰はもちろん、人として生きていく上でも支えていきたい。守り切っていきたいと、そういう信念にかられます。

事件の詳細が綴られた貴ノ岩の陳述書、この陳述書をはじめ、貴乃花親方は、相撲協会に20通を超える文書を提出していました。

20通を超える提出文書には何が書かれていたのか?

山:なぜ、報道陣の前で事実関係が違うと明らかにしたり、理事会の場で反論することを、なされなかった?

貴:そこはやはり、協会が発表していることと違う事実を発表しても混乱を招くだけ、また逆に協会に対しても義理を欠く行為にもつながると思った。

世間に対しては沈黙しているように見えた貴乃花親方、しかし、相撲協会に対しては、反論の文書や意見書を提出していました。(抗議文なども)

2017年12月20日 相撲協会は理事会に最終報告書を提出。

その日に貴乃花側から出されたのが、いわゆる貴乃花報告書です。

他にも、貴乃花側から、12月25日 意見書1、貴ノ岩の陳述書2、12月27日意見書2が提出されています。

12月28日相撲協会は貴乃花親方の処分を決定。

同日、文書で反論、12月31日新たな意見書を提出。

しかし、こうした文書が公表されることはありませんでした

貴:いまだに私は疑問に思っていることなんですよね。私も報告書なり、調査委員会に協力できないなりの回答、本人のけがの具合、その症状、精神的な状態を伝えておりますので。

「調査委員会の協力を拒否していた」と言われていると思うんですが、それは決して拒否ではなくて、そうではない。私は「報告書」なり「回答書」なりで、毎回お返ししています

それはいまだに公開されてないのではないかなとは思うのですが、それは“なぜなのか”というのは、私にも僕自身も理解ができないんですが。

相撲協会の要請には、その都度文書で応じていた。という貴乃花親方。

しかし、協会側は何度も貴乃花部屋へ

–貴乃花部屋のポストへの投函映像 2017年12月13日–

協会側・鏡山親方:今日、貴ノ岩の聴取をお願いしてたんですけど来なかったのでファックスというわけにもいかないんで、再度お願いに来ました。理事長は何回も電話してるんだけど、出ないんできました。

—-

貴乃花親方は、聴取に行けない理由を事前に伝えていたと反論します。

貴:拒否する立場でもないので。ただ傷を負っている、これから本当に治療を重ねていかなければいけないという、まだ“警察(と検察)の捜査が終わっていない”というところで、そこにやっぱり弟子・子どもを差し出すわけにはいかない。

その中で調査委員会に協力できないことの理由等を、毎回述べておりまして。

診断書も、こういう状態で、病院に連れていける状態にないので、出せませんということも、八角理事長以下、鏡山危機管理部長も聞いておりましたし、事前に説明していることなので、なぜそれを来られる意味がわからないですね。いまだに理解できないんですよ。

疑念 役員室での出来事

貴乃花親方によると、協会に疑念を抱いたのは、九州場所中(11月)の役員室でのやり取りだといいます。

九州場所のさなか、貴乃花親方は、何度も役員室に呼び出されていました。

2017年11月22日(事件が明るみに出て8日後) 福岡国際センター

役員室に入り25分後に出てきた場面

この時、役員室にいたのは、八角理事長を筆頭に、危機管理部長の鏡山親方他、執行部の面々。

貴:あの、その時の様子は、内々でというような

山:そこのところは重要ですよね。内々にっていうのは?

貴:うーんそうですね。内々にっていうのは、私としては、えー、そのまず、えー…

山:内々で済む話だろというような、“被害届を取り下げる”ような要請があったと考えていいわけですか?

貴:そうですね。はい。

山:もう一度聞きますけども、被害届を取り下げるような要請があったと?

貴:そういうことですね。はい。はい。

被害届の取り下げ

山:どう思われました?

貴:私はもうあくまでも、傷を負った本人の手当て、協会としてもそれをして頂きたかった。とにかく、調査委員に協力するとか、うんぬんではなくて、この傷がどういう傷であるかということを、ご理解頂きたかった。

そのためには捜査をしていただくと。

被害届を下ろすとか、下ろさないとかではなかった。会話はしたくなかったですね。

山:あー、もうそういう会話はしたくなかった?

貴:はい。はい。いやもう私は、もう傷が傷なんですと、「深い傷を負っています」ということを繰り返し伝えました。はい。

協会への不信感

11月30日の理事会

危機管理委員会・高野委員長:現時点では、残念ながら貴ノ岩の聴取はできておりません。しかし、ほとんどの者の聴取を終えました。従いまして、中間報告の段階ではありますが、相当程度、事実解明に至っていると考えております。

貴ノ岩の聴取を終えていない段階で発表された中間報告に、貴乃花親方は強く反発します。

貴:調査委員会が途中で報告されたことと、私が現実視していることとは、明らかに開きがあるものですから。その中で、ただ調査委員会といえども、私も貴ノ岩もこの協会の中にいる業界人でありまして、とても「それ事実は違うんです」ということを当時話すことはできないと、極力黙るしかないと

山:そういうことだったのですか。

そこで、

貴乃花親方は“ある行動”へ

貴ノ岩の陳述内容を盛り込み、貴乃花親方が同時にまとめた十数ページに及ぶ報告書を12月20日の臨時理事会に提出。

これを執行部以外の理事が目にするのは初めてです。

しかし、理事たちが目を通すために与えられた時間は、15分ほどだったといいます。

貴:特に、親方理事の方々は、その場で見たのが初めてですので、私もお見せしたことないんですよね。親しい親方にも当然。15分で判断しろってことは、出来ないと思うんですね。これだけの話題になっているというか案件を。なので、みなさん無言でいらっしゃって。とにかく目を通しているという感じでしたね。

しかも、この報告書は、理事に手渡されることなく、その場で回収されています。

そして、

下された処分は、“理事解任”

貴乃花の理事が解任されました。

1月4日

日本相撲協会 評議員会 池坊保子議長:貴乃花理事の“解任が決定”しましたので、お知らせいたします。解任理由は、元日馬富士の暴行問題に対して、“報告義務を怠り”、また、危機管理委員会による“調査への協力を拒否”したことです。

協会側が12月28日に示した処分理由は、報告義務を怠り、聴取に対し協力を拒否したというものでした。

これに対し、貴乃花親方は、12月31日の意見書で、

検察聴取が終わった段階でただちに協会の聴取に応じた。
報告義務についても、警察を通じて報告した。

と反論します。さらに、

警察から捜査協力要請を受けたにもかかわらず、理事長以下執行部は、理事会でも何ら報告をせずに、日馬富士を九州場所に出場させた責任は極めて重い。

と述べています。

日馬富士引退会見 2017年11月29日

日馬富士:(貴ノ岩は)これから礼儀と礼節を忘れずに、ちゃんとした生き方をして、頑張って頂きたいです。はい。

貴:それこそあの…報道や憶測で、貴ノ岩が礼を欠いたとか、ということで、殴ったというような報道もされておりますけれども、決してそうで、暴力をふるうという、これだけの傷を負わせるということは、これは、今後もう、全くあってはいけないと、ましてこう、土俵で戦い合う力士が力士を傷つけるということは、人の道に反すると。前例をつくってはいけないと。これはもう少なからず、この業界に私が身をおいている以上は、前例として後世に残したくないと。そういう思いもありました。

さらに、同席した力士に対しても強く批判します。

貴:もしその暴行事件が存在したのであれば、そこに同席した力士が土俵に上がるというのは、神事に反することのように思います。

貴乃花親方はこのように主張します。

“理事解任”処分をどう受け止めた?

1月4日 池坊保子議長:貴乃花親方から今連絡があり、“わかりました”ということでございました。本人からでございました。

理事解任を了承したという

“わかりました”という発言について

貴乃花親方は不信感を露わにします。

貴:事実ではないです。

山:え?

貴:「はい」としか言っていません。「評議員で今決議されたことを報告します」と事務職員から電話がかかってきました。そこで、「私は報告するだけなんですけども」と相手方が言いまして、「はいそうですか」と「はい。はい。」と聞いた。ただその「わかりました」と言って、私が、理事解任を分かりました。と、いわゆる認めているいうようなことは、一切ございません。

この件に関しても、処分を受け入れていないとして、訂正の申し入れを文書で提出していました。しかし、協会側は今のところ訂正をしていません。

一方で、

貴乃花親方の行動が疑問視されたことも

日馬富士の謝罪をみとめず無視したかのように見えた場面がありました。その理由は?

貴:私は通常通り、本場所に出勤する時間帯になりまして、「私は通常通り出ますよ」と言って出たのが、あの時の場面なんですけども、目の前にもう車がスタートした時点でカメラの方が同行されて、何十名とおられて、さすがにそこへ降りていくという、逆に私が降りていくことで、話題ができてしまうという、それは避けるべきと思って。

“礼を欠いたわけではない”と釈明します。しかし、会見で池坊議長は、親方の言動を強く非難しました。

池坊議長:特に上司であり、かつ先輩でもある八角理事長が、何度 携帯電話に電話をしても、まったく応答なく、折り返しの電話もないというのは、“著しく礼を欠いていた”のではないかと思います。

貴:今回の件に関しては、電話で話せる内容ではないと思います。電話に出るとか出ないとかいうことよりも、当初からの私が報告したこと、内容そのままを理事長には伝えてほしかった。伝えるべきではないかなと思います。

山:“著しく礼を欠いている”ということを指摘されたことに関しては?

貴:感情的には思っていません。多分その池坊さんが、個人的にそう思われたんだと思います。

その上で改めて、“理事解任”処分について

貴:当初から、協会が発表することと、私が思っている真実と報告してきたこと、回答してきたことがあまりにも違いがあると、そこの中で今回の私の処分というのも、知らぬ間に進んで行ってる状態で、現在に至っております。だから到底その“降格処分”というのも、個人的に認めるべきではないという、認めていないと。当然、認められるものではないと思います。

山:協会に対して戦いを挑みますか?

貴:えー、気持ちは戦います。

内々で被害届の取り下げ、その要請が本当にあったのか?

番組から、書面で協会に質問を送った→ 2月7日時点では返答はない。

以上は、貴乃花親方の少し特徴のある言い回しに、重要なワードが抜けてはいけないかな?と思い、出来るだけ忠実にタイプしてみました。

ここからは、今後の貴乃花親方の信念などかと思いますのと、ここまで、すでにかなりの長文になっていますので、さくっとまとめた内容になります。

“独りに立ち返る”相撲道貫く信念

相撲への信念と新決意

理事選にわずか2票で敗れた貴乃花親方。敗れて悔いなし。

とにかく選挙になったということが、一票でも体現すること..

会社で言えば平社員への降格だが、平といえど親方は親方。すっきりしている感の方が強い。

貴ノ岩関のケガと体調を含め注意深く見たい。ここまでやってきたというのも有り、部屋なり私なり歩き方を決めていく。自分との戦いが主。これからも。それがやがて弟子の育成に繋がる。潔く、足腰強く、一人の考え方をしっかりもって、骨格の強い力士を育てたい。力士は孤独たれ。

宿命の22年の歩み 大横綱貴乃花 

お父様の化身のように、細胞の一つ一つに組み込まれているような感覚。相撲の世界に入り、父が師匠、母はおかみさんとなり、「相撲道」に生きてきた。1992年19歳5ヶ月で幕内初優勝で若貴ブームを起こす。

力士が元気よく土俵に上がり、美しい相撲をこれからも永続的に目指す。

「相撲は神様」貴乃花親方の信念

野見宿禰(のみのすくね)相撲の神様 もともとはどちらかが息絶えるまでやる厳しいもの

2012年公益法人となった際、相撲は、神事性をより強調している。

神事、文化を永続的に守り通していくこと。まげは、使命が重い。力水を受ける、もとは盃。シコは、邪気を払う儀礼。人のために生きること、次の世代に繋ぐこと、などが重要。

マフラー姿の理由

一部で批判もあるというマフラー姿は現役で激しいぶつかり合い相撲の時代(ライバルは体格の立派なあけぼのなど)に負ったケガ、自律神経がやられてしまったので、その治療でつけているものをマフラーで覆っていたのだそうです。(マフラー30本ぐらいもっているらしい?)

自分のもとに学びに来た弟子たちの成長を促すことに注力していきたい。次を継ぐ力士育成、礼儀作法を持ってやってほしいと思っている。

貴乃花部屋初の関取が貴ノ岩。我が子同然の弟子が被害者になった今回の事件。親方もおかみさんも自分のことよりも遺憾に思ったようです。

貴乃花親方の目指す師匠は、昭和の大横綱・大鵬。相撲・文化・歴史に詳しい、偉大なる先人。

力士は強くて当たり前、こんな競技があったんだと感動できるような相撲でありたい。

角界の役割、国技の所以、改革は元ある姿に戻ること、時代に合わせてやっていくことも必要。

横綱とは包容力 包み込むように勝負をし、包み込むようにまわりのものを包容する。

という貴乃花親方のお話でした。

永い沈黙を破り、思ったより、いろいろ喋っていらっしゃいましたね。

貴乃花親方も事件の現場にはいなかったですし、立ち位置によって、受け取り方は変わるのかな?とも思いますので、今回の番組の内容が全てではないとは思いますが、隠蔽や暴力は言外ですよね?

その後も、テレ朝系のニュース番組などで、何度か取り上げられていましたし、こんなに大々的に報道があって、協会は、番組に、返答しないままなんて、普通なら、有りえないですよね?番組からの問い合わせに、相撲協会が速やかで誠実な返答を示して欲しいなと思います。

国技の相撲、事件ではなく、若貴時代のように、純粋に楽しめる相撲の競技の話題で盛り上がることを期待したいと思います。

再追記:協会は返答ではなく、番組側に事前に申請書類が提出されていなかったととと肖像権の侵害を訴え、両国国技館で行われた再発防止検討委員会の会見へのテレビ朝日の出席を禁止したと言われています。

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