マダニに噛まれた?感染症のSFTSとは?対策は?マダニの画像!

※ 当記事にはプロモーションが含まれています。

マダニに噛まれた?

マダニに噛まれた?

8月上旬、シャワー中に、ホクロのようなものを見つけ、触ってみると、案外、簡単にとれました。何だろう?と、見てみるとダニ! そうとは知らず、取ってしまったのですが、よかったのかな?

昨今ニュースでも、話題になっているので、気になります。そういえば、あの時・・・と、心当たりがあります。一応、何もなく、潜伏期間が過ぎたようなので、ひと安心。

ということで、マダニに噛まれないようにするための注意点と、実際に噛まれてしまった後の対策について、まとめてみます。

マダニ

マダニは、8本足の節足動物です。昆虫(6本足)では、ないのですね。

その大きさは、幼ダニで約1ミリ、成ダニで約3ミリ前後と、室内でアレルギーの原因にもなる微小ダニ(イエダニなど)に比べると、かなり大きいです。

ダニの一生は、大まかに分けると、以下のようになっています。

卵→幼ダニ→若ダニ→成ダニ→産卵

幼ダニ・若ダニ・成ダニのそれぞれの期間毎に、宿主(動物)に寄生・吸血し、充分に血を吸い、飽血すると、自ら宿主から離れ、その後、幼ダニ、若ダニは、脱皮して、次の宿主が近づくのを待っています。成ダニのメスは、飽血後、地上で2000-3000個の卵を産卵し、一生を終えます。

1匹のダニの一生涯の中で、3回、動物に寄生し、吸血しています。

吸血の準備が整ったマダニは、地上で宿主が近づくのを待機し、動物が発する熱、ニ酸化炭素、体臭、振動を察知すると、すばやく飛び乗ります。

宿主を見つけたマダニは、唾液に含まれる酵素で、宿主の皮膚を溶かしながら、針のようなもので皮膚を切開し、突起物を差し込み、皮膚に固定された状態で、血を吸います。その際、セメントのようなもので、固定をさらに強固にします。飽血時には、固定していたセメントのようなものを自ら溶かし、宿主から離れ、地上に戻ります。

吸血の際に、原虫、ウイルス、細菌など、さまざまな病原体を、媒介することがあります。

マダニ感染症 SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは?

2013年、SFTSウィルスによる感染症の死亡例が日本で初めて発表されてから、時おり、発症がニュースになっています。主な症状は、発熱、嘔吐、下痢などで、重症では、出血が見られることもあります。潜伏期間は、1-2週間と言われています。

マダニが媒介する感染症は、SFTS以外にも、日本紅斑熱、Q熱、ライム病、回帰熱、ダニ媒介性脳炎などがあります。

ダニに噛まれるような場所に出かけた後、具合が悪くなった場合は、早めに病院に行き、診断の際に、その旨を伝えたほうが良さそうです。

マダニに噛まれないようにするには?対策と注意点。

マダニは、山や森、草むらなどに広く分布し、葉の先端などで、宿主が近づくのを待っています。

マダニに付かれないための対策と注意点は、できるだけ、草むらに入らない、入る時は、長袖長ズボンを履き、長靴または、ズボンを靴下の中に入れるなど、肌の露出を極力避ける虫除けスプレーを使う。すぐお風呂に入り、ダニが付いていないか全身を確認し、着替えする、などが望ましいと言われています。

〈以下、閲覧注意 マダニ画像有り!〉

噛まれてしまった後なら、どうする?

ダニは、定着から、半日くらい経過した後は、セメント状の物質で強固に体についているため、簡単には取れません。無理に取ろうとすると、逆流で感染リスクが高まったり、ダニの頭部が体に残るケースもあり、病院で取ってもらったほうが良いと言われています。

ミギーのように知らずに取ってしまい、体調も悪くなく、病院にいくのはどうかな?という時も、潜伏期間の2週間前後は、体調に留意し、家族や親しい人などに、マダニに噛まれたと言っておく。それと、万一、自分が意識が朦朧とした場合は、ダニの件を病院に伝えて欲しい、とお願いしておくことは重要ですね。

マダニは、皮膚を麻酔させるので、噛まれていても、ちっともかゆくなかったです。

ダニ自体の大きさは、ある程度あり、見えやすいので、お風呂で、全身を確認し、ホクロのようなものが増えていないかどうか、特に、肌がやわらかい場所を選んで定着するので、脇の下、二の腕、バスト周辺などは、入念に。マダニが付いた直後なら、定着位置を探して移動中なので、必ずしもこの限りではなく、足元から上に上がっていく途中などに遭遇するかも知れません。

全てのマダニがこのウィルスを持っているのではなく(以前聞いた情報では10%くらい?)、また、持っていたとしても、発症するかどうかは、体調などによる個人差もあるようです。

日ごろから健康を意識し、何か変だな?と違和感を感じた時は、早めに医療機関に相談ですね。

以下、実際、体に付いていたマダニです。3ミリ前後、成ダニと思われます。

体に付いていたマダニ
水中のマダニ

シャワー中だったので、とりあえず、台の上においてみたら、歩いて、見失いそう。そこで、洗面器に入れたぬるめのお湯に沈めてみました。少し、泳ぐようなそぶりを見せましたが、その後、沈み、じっとしたので、シャワーが終わるまで、そのまま、水中にいてもらいました。

セロテープで固定したマダニ

シャワー後、水中から取り出したマダニをセロテープで固定してみました。まだ吸血開始前か、直後のようで、まんまる飽血した姿には、なっていません。比較的、簡単にとれたことからも、付いていた場所での、本格的な吸血は、開始前&準備中だったのかな?と思います。

少し離れた場所に数か所、噛まれた痕のようなものがありました。

ミギーはアレルギー持ちで、蚊や虫に噛まれた時は、人より痒さに耐性がなく、痒くて何も考えられない、と言いたいほど、痒さに敏感なのですが、マダニ痕と、マダニがいた場所は、何も痒さがなく、不思議な感覚でした。

マダニ

セロテープ固定のマダニ部分を拡大してみました。こういう模様になっているとは、拡大しないと分かりません。(マダニは、画像の他にも、いくつかの種類があります。)

今回、なぜ、マダニがついたのか?その原因を考えてみました。

山のふもとの段々畑の家庭菜園に、水やりする時、裸足にスニーカーで、足首が露出されていました。畑の周辺に雑草が生えてきているのも、ダニが、スタンバイし易い環境のように感じます。

虫よけも何もなく、無防備で水やりをしたものだから、たくさん蚊に刺されて、痒くて、虫刺されの薬を塗るのにばかり気が取られ、その後、着替えとシャワーもせず、普通に過ごしてしまいました。

という訳で、ダニが、足元から上半身に移動し、そろそろ定着位置?のタイミングでの発見となりました。

犬の散歩でも、草むらに時々入りますが、特にマダニに噛まれた経験はありませんでした。犬に虫よけをしていることと、靴下をはいて足元を露出しないだけでも、随分効果があるのかも知れないな、と思いました。

関連記事

犬のバベシア症はダニが媒介する怖い病気。その症状と予防法。
犬のバベシア症はダニが媒介する怖い病気です。以前、発生は関西以西といわれていましたが、近年では全国に症例が散見されているようです。我が家は、重度汚染地域と言われる地域。その症状と予防法。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク