池の水を全部抜いたら何が出てくる?主に、外来種、危険生物から在来種の環境を取り戻す試みとしてのこの企画、とても興味深いです。
きれいになった池や川には、その後、カワセミが戻ってきたりしているようです。
次はいつかな~と、思っていたら、
池の水全部抜く大作戦第5弾は、11月26日(日)でした! そして、次回は何とお正月!
それでは、さっそく内容を見てみましょう。
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緊急SOS!史上最大の池に異常発生!怪物1万匹!?池の水ぜんぶ抜く大作戦5
2017年11月26日(日) 19時54分~21時54分 テレビ東京系
MC:田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、田中直樹(ココリコ)
◆神奈川県横須賀市『光の丘水辺公園 四季の池』 絶滅危惧種トウキョウサンショウウオを脅かす外来生物を一網打尽!絶滅危惧種II類のトウキョウサンショウウオを守るため、またホタルが再生できる環境にするためにも外来種を駆除してほしい!池の水を抜いて出てきたのは、野生化した謎の珍獣!? ≪出演≫田中直樹(ココリコ)
◆大阪府枚方市『山田池公園』 東京ドーム2個分の超巨大池!恐怖の外来種が異常発生!俳優・小泉孝太郎が番組史上最大の池の水抜きに挑戦!カモの雛などを襲って食べるライギョなど外来種を駆除するため、地引網を使って生物を一網打尽にする作戦を決行!さらに捕獲したライギョを解剖し、何を食べているのかを調査。いったい胃袋から何が出てきたのか?? ≪出演≫小泉孝太郎
◆大阪府寝屋川市『太秦2号公園』 あの超危険外来種が大繁殖!?壮絶!3日間の死闘!今年7月、この池で北米原産巨大肉食魚「アリゲーターガー」が撮影された。9月に地元のボランティア、学生、市の職員などが地引網を使って捕獲を試みたが、失敗。今回番組に依頼があり、池の水を抜いて、的場浩司が捕獲に挑む! ≪出演≫的場浩司
◆千葉県佐倉市『鹿島川排水機場』 あばれる君VSカミツキガメ第2弾! 印旛沼へと続く、鹿島川の排水機場。印旛沼周辺に生息するカミツキガメはおよそ1万6000匹!この排水機場周辺でも多くの目撃情報が。今回も、静岡大学の加藤英明先生と共に、カミツキガメ撲滅に挑む! ≪出演≫あばれる君
以下は概要&予想です。番組視聴後、追記と修正をしますね。12/2 追記&修正しました。
小泉孝太郎が東京ドーム2個分の超巨大池に挑む!
大阪府枚方市『山田池公園』 東京ドーム2個分、10万平米、20万トン、メガトン級の超巨大池に挑む、小泉孝太郎さん。普段は目にすることのない水底の形状にも興味があると、目が輝いていました。
およそ1200年前、平安時代から灌漑用水の貯水池として存在するこの池は、森林や水辺の鳥がたくさん来るところだったのが、アオコが大量発生し、鳥のヒナを丸呑みする怪物の影響で、鳥がいなくなってきているということでした。
問題の怪物は、ライギョ、英名スネークヘッド。東アジア原産、カルムチー、タイワンドジョウなどの総称です。ライギョって、肉食なのですね?!蛇の頭と称される大きな口で、鳥のヒナも食べちゃうって!!
メガトン級の池の水がある程度抜け、地引網で捕獲されたのは、大きい魚(ライギョ)と小さめで銀色の魚がうじゃうじゃ。
姿を現した外来種は、80センチサイズの巨大なコイ、ブルーギル、70センチ超のライギョ、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)10匹とその卵20個、クサガメ2匹など。
固有種は、準絶滅危惧種のニホンイシガメが現れました!MCの田村淳さんは、この発見現場に自分もいたかったと、少し残念がっていました。これまで、いくつもの池の水を抜いてきた中で、始めての発見。ニホンイシガメは、それほどまでに、希少になってしまっているということなのですね。
その他、在来種のフナ(ギンブナ、ゲンゴロウブナ)、タモロコ、ウキゴリ、スジエビなどが、約3万匹!
大きすぎる池の水は抜けきらず、ライギョは今回、4匹のしか捕獲出来ませんでした。その中の1匹、4.3キロのライギョのお腹の中には、フナが6匹も!池の中では、連日、小さい魚が捕食され続けている訳で…。
さらに1カ月かけ、水を抜くそうです。to be continued…
壮絶3日間の死闘!アリゲーターガー捕獲作戦
大阪府寝屋川市『太秦2号公園』 には、的場浩司さんが行っています。市長からの依頼。コワモテの的場さんは、意外にも、スイーツ好き。市役所でふるまわれた、桜もちーずという地元のお菓子に表情が緩んでいました。
あの超危険外来種が大繁殖!?って、アリゲーターガーのようです。7月に撮影された写真には、大きいのが2匹写っています。成長すると、最大では、2-3メートルにもなるということです。
ショップなどで、見かける小さい頃は、ユーモラスで、かわいい魚に見えてしまうけど、あっという間に1メートル超してきますから、一般人が安易に飼育してはいけない魚ですね。
この池は睡蓮がびっしり繁殖しています。その葉の下に、アリゲーターガーが潜んでいると思えば、かなり不気味です。
1日目、大勢で黙々とスイレンの葉を刈ること、なんと6時間!100トン分の葉を刈った後は、見事なほどに、光景が変わりました。
2日目、水が抜けきっていないという想定外のトラブル!抜いた水が逆流し、戻ってきているorz。そんな中、的場さんは、アリゲーターガーを掬おうと奮闘するも、タイムアウト。心残りのまま、戻ります。
3日目、加藤先生と有志の学生7名。1メートルのアリゲーターガー、ロングノーズガーが捕獲されました。その他の外来種は、キバラガメ(アカミミガメの近縁)、ウシガエル、アメリカザリガニ、コイが捕獲されました。
この池も、次回再度チャレンジするようです。to be continued…
絶滅危惧種のトウキョウサンショウウオを守れ
神奈川県横須賀市『光の丘水辺公園 四季の池』に行ったのは、ココリコの田中さん。かつて、湿地の谷戸だったというこちらは、アライグマやアメリカザリガニの捕食、リサーチパークの開発などで、トウキョウサンショウウオが全滅してしまったそうです。
絶滅危惧種のトウキョウサンショウウオやホタルが戻れるよう、外来種を捕獲します。
出てきた外来種は、コイ51匹、獰猛で口が大きく何でも食べてしまうブラックバス266匹、ウーパールーパー(アメリカサラマンダー)1匹、ウシガエルのオタマジャクシ1匹、アメリカザリガニ40匹、クサガメ5匹。
野生化した謎の珍獣は、ウーパールーパーでした。見る前、珍獣(ウーパールーパー)が爆増しているのかと、勘違いしていましたが、放たれた1匹が、頑張って生きていたようですね。弱々しいイメージなので、怖い肉食魚から、隠れて生きていたのだと思うと、切なくなりました。
在来種は、モツゴ558匹、ギンブナ479匹、手長エビ24匹、ヒメタニシ67匹、ヤゴ、ドジョウ、イネネクイハムシ、ヨシノボリ各1匹(?)
ブラックバスは20匹を他国から持ち込んだのが発端で、約30年で全国に広まったということでした。凄い生命力ですね。
ブラックバス(マーボーバス)とアメリカザリガニを調理し、田中さんが食べていました。ブラックバスはクセがなくホロホロでおいしいらしいw けれど、私は食べたくない気がする。たぶん、そういう人が多いから、繁殖しちゃってるのでしょうね。
あばれる君VSカミツキ
千葉県佐倉市『鹿島川排水機場』には、あばれる君。前回第4弾の最後の方で、VTRが少し紹介されていたように、こちらでの爆増は、カミツキガメです。毎回のように登場するカメさん、撲滅されてしまうのは、心が痛みます。
カミツキガメは、ワニガメより凶悪で、最大サイズは1メートル超えるそうです。え?知らなかった!
こちらも、逆流によって水が抜けきりません。3度めの正直として、カミツキガメに挑みましたが、失敗に終わりました。
どの池も、水を抜くのに一苦労、抜けきらずに不発気味の感じですね。抜けても、水底のどろが厚く、その中に隠れ、難を逃れてしまう生き物も多いように感じます。どろの中まで探すのは、難しそうですが、何とかならないかな?
好奇心が駆り立てられるこの企画、回を重ねるにつれ、反響も大きくなっていっています。この回の視聴率は大河超えとなったもようです。一部に「視聴率、全部抜く!」みたいな声も。
池がきれいになって、視聴者も在来種と外来種のことを知ることができ、社会的にも有意義な活動に!
MCのお二人の話では、そういうつもりじゃなかったけど、ただ単に面白そう、から始まったんだけど、やっているうち、なんかいい方向に…とおっしゃってました。
なぜか、見たくなってしまいます。
今回は、池の水抜けてないし、みたいなもやもやが若干残りましたが、次回はすぐに放送されるそうです。何とお正月番組!
1月2日放送予定「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜きましておめでとう2018」
テレビ東京さん、攻めるなぁ、楽しみ。
と思ったら、こんな記事が・・・
奈良県桜井市が番組ディレクターに「宝探しのような企画内容はやめてほしい」と伝えていたにも関わらず、予告で「約1700年前のお宝が眠る!?」と、宝探しのような告知だったことが主な原因で、卑弥呼の墓との説がある奈良県桜井市の箸墓(はしはか)古墳に隣接する池部分の放送を中止となりました。
今から、代替にどこか違う場所をさがすのでしょうか?