「マツコの知らない世界」
2018年1月9日(火)20時57分から「謹賀新年 初回放送2時間スペシャル」で「御三家和菓子の世界」が紹介されました。
名前が知れ渡っている御三家和菓子「虎屋」「両口屋是清」「鶴屋吉信」の和菓子の世界を、美術ライター・エディターで、永青文庫・美術館副館長、そして「和菓子こそ世界で最も美しい」と信じる女性、橋本麻里さんが紹介してくれました。
老舗でメジャーな和菓子は他にもありますが、今回は橋本さんセレクションということだそうです。
それぞれが持つ味の特徴をわかりやすく、さらには一味違った楽しみ方をレクチャーしてくれました。
マツコさんも、冒頭から、「とらやの羊羹を食べたら、もう他のは食べられない。」とおっしゃるほど抜きん出たお味の羊羹を始めとして、和菓子の名品が登場しました。
お彼岸にしかでない「とらやのおはぎ」を通年にしてほしい、など、マツコさんもかなり事情通の模様!、濃いトークが期待できます。
なんと、超老舗和菓子の3店が奇蹟の共演、今夜和菓子の歴史が変わる、バラエティ初出場の「とらや」が門外不出の3つの秘密を大公開と、豪華な内容を、和菓子1つで半日も語り続けるという橋本麻里さんが案内します。
ということで、今回は、案内人の橋本麻里さんってどんな人? 御三家和菓子の世界で紹介された内容と、店舗情報、通販での取り寄せ先などについて、まとめてみたいと思います。
*鶴屋吉信の正確なヨシの字は、環境依存文字のため、便宜上、代替しています。
マツコの知らない世界「御三家和菓子の世界」by 橋本麻里
和菓子。めでて良し、味わって良し。素材の良さを引き出し、シンプルながら、手間暇をかけて作り出す、究極のお品。無駄にごてごてしていなくて、なんといっても上品です。
「和菓子こそ世界で最も美しい」とおっしゃる橋本麻里さんのお言葉に、納得ですね。とはいえ、洋菓子にも、心奪われがちではあります…w。
おっと、余計な前置きが長くなってはいけませんね。
先ずは、今回、「マツコの知らない世界」で、御三家和菓子の世界を紹介してくれる橋本麻里さんのプロフィールから。
橋本麻里さんのプロフィール
1972年生まれ 神奈川県出身
小説家の高橋源一郎さんがお父様です。
日本美術を主な領域とするライター・エディター。公益財団法人永青文庫副館長。著書に『SHUNGART』、『京都で日本美術をみる[京都国立博物館]』、『変り兜 戦国のCOOL DESIGN』。編著に『日本美術全集』20巻ほか。
『AERA』『BRUTUS』『Casa BRUTUS』『文藝春秋』『和樂』などで執筆や連載を持ち、評論では日本美術、工芸、現代美術、デザインなどを主題としています。
ご著書には
日本の国宝100(アマゾン)
楽天ブックスは、探した時点では電子書籍のみでした。
などがあります。
NHKのNEWS 「WEBでナビゲーター」や、趣味どきっ!「国宝に会いに行くI/II」の案内人などで、メディア出演もなさっているようです。番組中も、なれた感じで饒舌でしたね。
日本美術などを研究する中、歴史ある和菓子の世界にも、はまっていったのでしょうか?上質な和菓子なら、疲れも吹き飛びそうですよね?
さて、今回の「御三家和菓子の世界」で、バラエティ初出演といわれる「虎屋」さんが、500年の禁断を打ち破り、その秘密を大公開など、紹介された内容をまとめていきたいと思います。
老舗中の老舗の御三家和菓子の魅力
味30%、ビジュアル30%、連想ゲーム40%
と語る橋本麻里さんの和菓子の楽しみ方は、以下のようでした。
和菓子の楽しみ方
色・形・名前から物語を連想しながら頂く。
ストレスが爆発しそうな時に食べたい鶴屋吉信さんの「松の寂」は、
冬の松の木に雪がしんしんとふる様子を表現。神韻縹渺(しんいんひょうびょう)とした冬の松林の光景が云々…という表現がすらっと出ちゃう橋本さん。和菓子を前に話は尽きない様子ですが、字幕の解説を必死に読みました。
神韻縹渺=奥深くきわめてすぐれた趣があること、だそうです!
鶴屋吉信さんの「松の寂」は、冬にしか食べられず、調べてみると、本店限定商品ということです。(一部、東京店・世田谷店での取り扱いがある商品もあり、詳しくは店頭でおたずねください。とのことです。)
尾張徳川家の御用菓子は味以外も楽しい、両口屋是清さん。究極和菓子は 殿様の気分になれる御題菓「竹取物語」。
艶やかで、きれいな断面です。見た目よりはるかにあっさりしていて、マツコさんは、「これは1本いけると思う。」とおっしゃっていました。公式オンラインショップに、竹取物語が販売されていました。
創業約500年の虎屋さんの究極和菓子は、昔の恋を思い出させる?羊羹「夜の梅」マツコさん、数千回は食べているという…w。
夜の梅は、水分少なめで、ねっとり。高温で長時間しっかりと練り上げ、砂糖の含有量が多いのが特徴。-40℃でも凍らず、猛吹雪に襲われた南極観測を救った逸話もあるそうです。少し硬く、少し(結構?かなり?)甘く、ふわとろがもてはやされる昨今、めずらしい存在。
小豆の粒が夜の闇の中に咲く梅の花を表現しているそうです。
そして、今回初公開という
虎屋の3つの秘密とは?
- 1代1人制度 黒川家の1代から1人だけというしきたり
現在は、17代目・黒川光博社長 - 江戸時代から社内に眠っている教科書がある
代々伝わる上生菓子全てをおさめた絵図面が描かれたもの
1695年ころからの見本帳
虎屋さんには、桜のお菓子は現在なんと、70数種類
「あんこ」を連呼していたマツコさん
「1リットルくらい食べれる」とも…w。 - 御殿場に隠された秘密の工房
御殿場駅から車で約15分の「とらや工房」は、2007年オープン
特に目立った宣伝活動を行っていないということで、
自然豊かな環境の中、作りたての和菓子が頂けるようです。
こちらには、次期社長の18代目が!国際結婚されていて、中東諸国にも普及させたいとおっしゃってましたね!
洋菓子のヨックモックさん、中東でバカ売れしてるらしいですものね!中東諸国の方たちも、美味しいスイーツには目がないようです。 詳細はこちら
秋は紅葉がとてもきれい!
工房はそれはもう素敵ですが、なかなか行けない…御三家和菓子を通販で取り寄せるなら?実店舗は?
虎屋
京都創業の虎屋は約500年(戦国大名が誕生した頃)の歴史。全国83店舗&パリ・マレーシア。代表銘菓は羊羹。
とらやは室町時代後期の京都で創業。五世紀にわたり和菓子屋を営んできました。
後陽成天皇の御在位中(1586〜1611)より、御所の御用を勤めています。
明治2年(1869)東京遷都にともない、天皇にお供して、京都の店はそのままに東京にも進出、現在に至ります。公式サイトより
虎屋さんの羊羹!
生菓子やどらやきは、残念ながら通販では売っていない模様です。
通販で虎屋の和菓子を探す。
両口屋是清
名古屋創業の両口屋是清は、384年(江戸幕府開府30年後)の歴史。全国に114店舗。代表銘菓は志なの路・旅まくら・よも山
両口屋是清の創業は、寛永11年(西暦1634年)で、今から370余年前になり、初代猿屋三郎右衛門は大阪の道秀町から那古野本町に移り饅頭屋を開業した。その後、第二代藩主光友公の御意を得て、「御菓子所両口屋是清」という表看板をいただきました。
公式サイトより
代表銘菓の志なの路・旅まくら・よも山が全部入った詰め合わせ。
通販で両口屋是清の和菓子を探す。
両口屋是清の実店舗リスト
鶴屋吉信
創業地京都の鶴屋吉信は、214年の歴史(伊能忠敬が測量を開始した頃)。全国80店舗。代表銘菓は京観世・柚餅。
公式サイト
鶴屋吉信の代表銘菓、京観世・柚餅の詰め合わせ
通販で鶴屋吉信の和菓子を探す。
鶴屋吉信の実店舗リスト
どれもおいしそうですね!時には和菓子とお抹茶でほっこりするのも良いものです。
見逃し配信
「マツコの知らない世界」は放送後、TBSオンデマンドで、7日間無料で配信されています!
見逃した方はこちらから 公式サイト