2015年11月、ミギー家の一員となったベルツノガエルのバリィ君。
ミギーは、爬虫類・両生類は、苦手でした。
「母(ミギー)には、カエルちゃんのお世話は、ぜったい無理だから、何があっても、最後まで自分でお世話できる?」
アレンが、
「うん、約束する!」
と誓い、自分のお小遣いで、先ず、飼育本を買い、
ベルツノガエルの飼い方・育て方 初めてでも大丈夫! [ 白輪剛史 ] |
勉強した後、生体付きの飼育セットを買いました。届いた時は、ちょうど500円玉くらいのサイズで、鮮明な色柄が印象的でした。
(両生類)ベルツノガエル飼育入門セット ソイルver.(生体付き) カエル飼育 … |
飼育本では、ツノガエルは、ほとんどじっとしているので、一生、20センチ角サイズの飼育ケースで大丈夫と書かれていたということで、20センチ角の同じケースをもう一個と予備のソイルを追加で、2セット用意し、お掃除の時、カエルのバリィ君は、予備に、移動するだけ。
そして、移動後に、ゆっくり お掃除して、次回の予備にする。
というパターンで、約束どおり、アレンが、カエル君のお世話係りをしていました。
成長につれ、移動の時、触ると小さい声で
「ゴォッ」
と鳴くようになったので、たぶん、男の子です。(カエルはオスしか鳴かないそうです。)
健やかに成長してきたのは、良かったのですが、飼育ケースの中で、カエル君が占める割合が、じわじわと、増え続け、そのうち、水分補給用の水入れを置く場所がなくなり、とりあえず、いいのかな?と思いながらも仕方なく水入れを取り外し、しばらく過ごしていたら、さらに成長して、
「カエル君だけでも、少し窮屈すぎない?」
って、ことになってきて、その飼育ケースと同じシリーズ(は虫類用)で、大きいのを探してみたのですが、一辺は同じサイズで横幅だけが2倍のものしかなく、そちらに替えたとしても、カエル君と水入れで、満タンな感じ。
20センチ角は、蓋が固いタイプの飼育ケースにもかかわらず、それまで、二度、脱走していたこともあり、一般的な、虫用の飼育ケースは、比べると、蓋が甘くて、カエル君逃げ放題になりそうかも? と、改善策が見当たらず、保留になっていました。
きっと、アレンは悩んだみたいです。
ある夜、
「カエルのいれ物が~!」
と、あたふたしている 夢を見たそうです。
真四角のケースの全部、カエル君。
四隅にわずかな空間があるのみで、カエル君を取り出そうと思っても、人の手を入れられるスペースがない!なんとか手を入れようとすると、カエル君のポヨっとしたボディにダメージを与えそう!みたいな夢。
その頃、慣れで、油断気味のアレン。成長期で食欲全開のカエル君に、エサと間違えられ、手をパクリ!
そのまま、離してもらえない状態になりました。
振り払って、カエル君を傷つけてはいけないと、そっと離そうとしても離れず、
「なんとかして~」
というけれど、どうしていいものやら、右往左往し、数分経過。
何かの拍子で、カエル君が、口をあけ、ようやく、離れた時には、ゴム手袋をしていたにも、かかわらず、手には、くっきり歯形が残り、血がうっすらと、にじんでいました。
「痛かった? 怖くなった?」
と聞いても、
「いや、別に。」
と、涼しい顔をしていましたが、その数ヵ月後、突如、アレンが、
「バリィを、ペットショップに引き取ってもらいたい。」
と言い出しました。
聞けば、
「お世話が怖くて、もう無理。」と。
アレンが、もっと小さかった頃、同じように、最初は、おそるおそるで、慎重だったのに、メスなら大丈夫だろうと、なめてかかり、クワガタ(メス)に、噛まれ、静かに泣いてたことも、あったよね~。
と、母は思い出したのでした。
カエル君も、幸いなことに、たぶん、引き取ってくれるペットショップが、近場にあるのですが、やはり、一度、飼育を開始したからには、最後まで責任を持つべきで、しばらく見ているうちに、愛着を持ってしまった ミギーが、新たな飼い主を名乗り出たところ、アレンは、結構、喜んでいました。
「怖くて、お世話は出来ないけど、家には居て欲しい!」
だそうです。
あ~~、甘すぎの超親ばかですね。
まさか、私が、カエルを飼う事になるとは・・・
ミギーがお世話係りになり、ほどなく、カエルくんの成長ピークは超したらしく、目の前のものを、見境無く、パクリとはなりません。(たまに間違えてソイル食べるけど。)
前回の食事から、期間が経っている時は、ケースを開けるより先に、先ず食事を準備し、開封と同時に、とりあえず、一口食べさせると、後は、とても、おとなしいものです。
なので、普通の虫用プラケでも、もう、脱走しないだろう。
と、大きいケースに入れ替えましたとさ。
めでたし、めでたし?
最初の飼育ケース・ぎゅうぎゅうです。
今は、本宅お掃除の間だけ、使ってます。
今の飼育ケース。
使っているプラケースはこちら。↓ 水入れを置いても、少し余裕があります。
飼育容器 特大 クリア(幅43×奥行き34×高さ26cm) プラケース 虫かご … |
カエルくんは、気に入った場所で、半潜りになると思います。その後、じっとしていますが、ある日、移動を確認したら、お部屋が汚くなったサインです。すぐにお掃除します。
普段はあまり動きませんが、足元が汚れると、場所を移動するので、スペースには、余裕があった方が良いと思います。ぎゅうぎゅうで、汚れても移動できない場合、病気などのトラブルにつながる恐れがあります。
足腰の座りがよく、脚力のしっかりしたカエルくんになってもらうため、最初から、ソイルで飼育しています。
寒い季節は、ケースの下に、パネルヒーターを敷き、更に、発泡スチロールケースに、入れています。
パネルヒーター加温中は、乾燥が激しく、かえるくんのお肌も乾燥気味なので、お掃除中は、別邸で、水浴び(温度調整してから)。お腹側だけが、水に浸かることになるので、背中側にも、そっと適温の水をかけて、同じように湿らせ、全身で乾燥具合に、極端な偏りがないようにします。
お掃除直後の本宅は、画像のように、少し水分を多い目にしています。これくらいヒタヒタでも、1週間もしたら乾燥していることが多いです。
本宅が、乾燥してきた時は、適温に温めた水を、地面に足すこともあります。
地面は、表面が少し乾き、中はしっとりくらいがよいそうです。これが、どの程度がちょうどなのか、なかなか難しいです。
ダイナミックに餌をパックリした後、飲み込む時は、しばし、目を閉じるしぐさに、ギャップ萌え?
◆カエル、イモリなどの両生類の多くは、皮膚から毒を分泌します。両生類、爬虫類はサルモネラ菌を保菌していることもあります。爬虫類や両生類を扱った後は、手をよく洗うことをおすすめします。
◆もし、手を噛んで離れなくなったときは、手を引っ張りだそうとすると、余計に噛む力が強くなるようです。おえっとなるように、さらに手を奥に突っ込んでみる、口の横の方に広げてみるなどが効果がある場合もあると、知人に教えてもらいました。(生体に加減しながら)
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