クサガメの病気・水カビ病の治療法と飼育に最低限必要なもの

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真冬の海水浴場の砂浜で保護した漂流クサガメのコティー。飼育開始から、1週間ほど経過した頃から、なんとなく、白いもやもやしたものが、手足や甲羅に見え始めました。

当初、水棲ガメについての知識が乏しく、「どうしたのかな?」と疑問に思いましたが、指を欠損するまで、病気の水カビ病だと気づきませんでした。

白いモヤモヤに気付いてから、わずか数日後に、左手のツメと指が、溶けてしまったかのように、欠損し、これは、深刻な病気だと知りました。

その時の治療法と、発病させてしまった反省も含め、クサガメの飼育に最低限必要なものを考えます。

カメの病気 水カビ病

水カビ病は、魚類で見られる常在菌による感染症で、免疫力が低下している時、外傷や寄生虫で傷ついた場所に菌がついて繁殖することで、発症します。

症状は、皮膚に白っぽいモヤモヤ、白っぽい変色、カビ状の塊、皮膚のただれ。

甲羅に白っぽい変色。水の中では分かりにくく、水から上がっている時に確認出来る、などだそうです。

コティーの水カビ病発症の原因を考えると、

カメのケガと体力低下(冬眠中に護岸工事の影響で流され、海に漂着したと思われる個体、野生から飼育へと環境の急激な変化、餌を食べ始めるまで1週間かかった)

日光浴が足りず、紫外線ライトもなかった。

急遽、新設した水槽で、生物ろ過が機能していなかった。→ 水換えが間に合っていなかった。

と、思います。

クサガメの病気・水カビ病の治療法

クサガメ

左手のツメと指を欠損した時点で、他の手足や首、甲羅にも、白いもやもや、白っぽい変色は、何箇所もありました。

慌てて治療を始めましたが、その治療方法は、水換えを1-2日毎くらいに行い、その都度、カメは、プラケに入れ、少し乾燥してから、患部にイソジンきず薬を塗り、10-20分くらい陸上にいるようにしました。(カメさんは嫌がっていましたが・・)

これを、数回、繰り返していると、症状の軽い患部から白いモヤモヤはなくなっていき、5-6回目頃には、すべて治ったように思います。(欠損してしまったツメと指は、元に戻らないようです。)

同時に、紫外線ライトも設置し、イソジン塗布中も照射しました。

最初の頃は、1-2日毎と頻繁に、症状が改善し始めてからは、様子を見ながら、4-7日くらいに、期間を開けていきました。

もし、改善されないようなら、早めに、エキゾチックアニマルも診察してくれるお医者さんに診てもらいましょう。

クサガメの飼育に最低限必要なもの

水槽で生き物を飼育する時、水槽と ろ過フィルター(水作投げ込みフィルタ-)、飼育生体によって、ヒーターが必要なことは、すぐにピンとくると思います。

テトラ 26℃ミニヒーター 50W 安全カバー付

亀には、上記に加え、紫外線が、生命維持と健康に、かなり重要だということが理解できず、窓からの光や、時々の日光浴で事足りるのではないかと考えてしまい、急に保護したカメさんで、紫外線ライトは少々お値段が・・・と、躊躇してしまい、様子をみてから考えようと後回しにしたことを、反省しています。

紫外線ライトには、UVAと、UVBという種類がありますが、水棲ガメの場合、UVBが必要です。球以外は、ホームセンターなどの品でも代用できます。

GEX エキゾテラ レプタイルUVB 100 13W 紫外線灯

カミハタ クリップスタンド

カミハタ リフレクター クリップスタンドカバー

他にも、バスキングライトを設置し、遠赤外線で体温を上げる場所(ホットスポット、バスキングスポット)と、熱くなりすぎたら、体温を下げる場所というように、カメさんが、自分で体温調整出来るよう、水槽内の環境に温度の変化をつけるほうが良いのですが、今の水槽は小さく、紫外線ライトが精一杯、バスキングライトは、水槽が大きくなるまで、見送りとなっています。

ZOOMED レプティ バスキングスポットランプ 25W 爬虫類 保温球

ごめんね、コティー。紫外線は、カメ、トカゲ、ヘビなど、爬虫類には、必要不可欠な光なのですね。カエルもほんの気持ち程度の若干の紫外線が必要だそうです。

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