野生のカブトムシは小さくなってきている? 実写、比較画像!
左:我が家のF6のオス、右:山から飛んできた野生のオス
野生のカブトムシが小型化していることを、以前、サクッと読んだ「カブトムシ 山に帰る」という本で知りました。
読んだ直後は、「へぇ、 本当?」と、ピンとこなかったのですが、その後の体験で、実際に小型化していると、納得しました。
夏のイベントで、「カブトムシとのふれあいコーナー」などで、子が見たがるので、入場料を払って見れば、「カブトムシ、小さっ!家にいるカブトムシの方が、大きいじゃん!?」 みたいな・・・。
家に、たくさんカブトムシがいて、普段はほとんど構ってないのに、入場料が必要な場所では見たくなるという、我が子の不思議!(犬のふれあいコーナーも同じく)しかも、生体の負担になるからと、ほぼ見てるだけ。それより、自宅の生体をもっと可愛がろうよ?と思えてしまう・・・
先日、家(山のふもと)に飛んできた野生カブトムシも、小型でしたので、サイズ比べのために、並んでもらいました。
家のカブトムシも、今期は、数が多すぎ&管理状態がよろしくなく、いつもより小さかったのですが、それですら、すぐにわかるサイズの違い。いかに野生のカブトムシが小さくなっていることでしょう!
上述の本を読んで得た知識をもとに説明すると(一部、うろ覚え。ご容赦下さい。)
野生のカブトムシが小さくなったのは、長い歴史の中で、人が手を加え続け、維持されてきた雑木林と里山が消えていったことが、主な要因だそうです。
人に管理された雑木林、里山には、カブトムシの幼虫が暮らし、食物にする腐葉土と、成虫の食物・集い場となる樹液の出る木がありました。
時代の変化にともない、人の暮らし方が変わり、雑木林、里山がなくなっていくという、カブトムシにとって、過酷な環境の激変がありました。
人が暮らすそばで、脈々と生活してきたカブトムシ。食物がなくなっていくにつれ、里山から山深くへと移動し、結果、小型化してきている。
今後、さらに、雑木林、里山がなくなっていくことは、予想され、だとしたら・・・と考えると、カブトムシは、将来どうなっていくのだろうと、心配になります。
スズメも激減していると、数年前頃、一時期よく報道されてましたよね? その後も減り続けているのでしょうか? 気になりますが、減ったという後のデータが見つかりません。
人と自然、生き物たちが、調和していける「持続可能な環境」について、もっと知り、何らかの行動を、些少なりとも、おこしていきたいと思います。
副業で実績が出たら、最初にしたいことは、時間に縛られず、身近な環境と生き物の徹底調査の開始で決まり!かな?
この本、2014年の小学校高学年の推薦図書でした。文字数は少なく、写真や絵が多く、あっさり読み終わるんですが、予備知識がない状態で読んだら、ふーん・。・で終わってしまいそう。何のことやら?となりがちな、深い内容が、実はとても重要なのでは?と、いう感じがします。実は、大人向けっぽい?と思います。
ちなみに、家に飛んできた野生のカブトムシくんは、この撮影後、おひとり様部屋で、プロゼリーを召し上がり、暗い深夜の山に、帰っていただきました。明るくなって、カラスさんに狙われては、いけませんから。
関連記事